ゴールド&シルバー

世の中はゴールデンウィークに突入ですね。

先日の土日、大潟村の春の名物「菜の花ロード」は結構な混雑となりました。

桜は最高潮の満開で、散り始めているものもあり桜吹雪が舞うこともありました。

県外からの車も多数。

高齢者施設のマイクロバスもちらほらと見かけました。

ここは県内でも有数の桜の名所のひとつです。

南の池公園は、もうほとんど散ってしまっていました。

お花見で観光が賑わう中、我々農家は相変わらず大忙しです。

写真を撮って回った日は、シルバーシートを剥がす作業をしていました。

種まきから4、5日でこのくらい芽が出ています。

保温のために被せていた通称シルバーは、ハウスの端から端までを覆うとても大きな一枚シート。

これを剥がすのに、去年までは端から抱えてジャバラにたくしあげながら回収という、結構な重労働をしていました。

重くてかさばってとても大変。

しかし今年は新戦力が仲間入り。

その名も…

マキトール!!

この安易な感じがすごくいいですよね。

しかしこいつ、とてもデキる子でした。

使用中は「これを作った人はすごい!」が連発でした。

くるくるして、こんなに綺麗にまとまりました!

とても時短!みんな感動していました!

真ん中の通路に水撒き用のホースを置いて、取り敢えず終了。

両脇からも自動潅水でシュワーっと水は出ますが、細かく手をかけてあげる場所はこのホースで対応します。

機械に任せられることはなるべく任せながら、けれど、手間も惜しまず丁寧に。

とはいえなかなか重労働が多いので、無理せずやっていこうと思います。

あぁ…腰が…背中が…腕が、いたい…

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7割終了!

「種まきが終われば、米作りの7割は終わったようなもんだ!」

これは河内家の合言葉。

何かあるたび、「いや、でももう7割終わってるから!」みたいな感じでちょいちょい飛び交う魔法の言葉です。

去年は7割終わったつもりでいたのに、収穫後の新米発送が種まきと比べ物にならないほど忙しくてびっくりしました笑

それは例外ということで…YouTubeにも投稿しました通り、令和7年産のお米作りがいよいよ開始となりました。

3日間に渡る一大イベントである種まき作業も、お手伝いの人たちに来ていただき先日無事終了。

この種まき、前日から忙しくなります。

たった3日間しか使わない機械たちをえっさえっさと運び出し、ちゃんと動くか油を差しながら入念にチェック。

土や種をセットして

苗箱を運び込んで、みんなで試運転。

大丈夫なことを確認して、翌日からの本番作業となります。

大きな機械トラブルや怪我などもなく終えられて、本当に良かったです。

お手伝いをお願いした方々もみなさん大ベテランで、手際良く作業していただき本当に感謝です。

次の田植えの時も、病院の受診と重ならなければ来ていただけるとのことで…頼りにしております。

せっせと働く我々をよそに、ぽぽちゃんはお気に入りの場所で日向ぼっこでした。

今後はハウスに並ぶ種ちゃんたちがすくすく成長するように温度管理を徹底しながら、並行して田んぼを整え、田植えまでは忙しくなります。

うぅ、ここからが頑張りドコロです…

でもほら…

7割はもう、終わってるはずですから……!

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肥料まき

雨が続くという予報が出ていたため、田んぼの肥料まきを終わらせようと先日まで頑張っておりました。

風がだいぶ強いですが、やってしまわないと後々大変なことになります。

肥料の詰まったフレコンを、黄色いタンクの上へ運び、中へ肥料を落とし入れます。

タンクのついた機械は、その名をブロードキャスターといいます。

このタンク下から伸びる細い筒から、肥料がプンプンプンプン!と放出されるのです。

プンプン撒きながら何往復もして、何回かスタート地点に戻り肥料を追加し、また田んぼへ…を繰り返します。

最後の方は調整のために個包装を手作業で入れていました。

昔はフレコンはなく、全てを手作業で個包装を破りいれていたのだとか。

いやぁ…大変な時代に今の基盤を作って道を切り開いてくれたおとうさんとおじいちゃん、それを支えてきたおかあさんとおばあちゃん。

頭が上がりませんね。

それを引き継ぐ旦那も毎日頑張っていますので、私も頑張って取材をせねば!

…もちろんサポートも!

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うなれ、ハトムネ!

現在芽出し作業の真っ最中です。

とてもシビアな時間管理が求められます。

もしもうっかり、すっぽかしちゃったりなんてしたら…芽が出過ぎて残念なことになってしまいます。

適温のあたたかいお水に浸けられた種を、時間をみて脱水にかけます。

そうすることでちょうど良いところで芽が出るのを止められるわけですね。

2台並んでますが、どちらも発芽を促す「催芽機」です。

右の機械の方が新しめ、名前はアクアシャワープロ。

写真は10度に設定されていますが、催芽の時点では32度に上げて設定し直します。

お湯までいかない、あたたかいお水です。

左の機械は古めですね。

ハトムネ自動催芽機というようです。

ハトムネくらいの状態を目指すと良いらしいので、わかりやすくそのようにネーミングしたのでしょう。

むん!と胸を張っている…ようにも見えないこともない。

左がもうひとがんばりの状態、右がちょうどいい芽の状態です。

水から引きあげたら、芽を止めるために脱水機にかけます。

去年は例年よりもあたたかかった為、水を切った後も芽の成長が思うように止められませんでした。

今年はそれを踏まえて、脱水後も気をつけて見ていくことになりそうです。

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春の救出作業

今年の秋田県は、雨でぐずつく日が多いです。

今月に入ってからも連日の雨。

そんな中、晴れ間を見ては外作業を集中的にしています。

少し前に青空が続いた日がありまして、動くと汗ばむくらいの陽気の中でビニールハウスを整えました。

苗を育てる為の6棟のハウスの、ビニールをおろしてベルトで固定。

最近続いた雨で中の土がぬかるんでいるのでそこに土を足したり、平らにならしたり。

この日は午後からも本当に気持ちの良い天気で、さて頑張ろうと意気込んで現地へ向かうと…

あっ……前輪が…

あらぁ……後輪も…

ダンプがぬかるみに、はまってしまっていました…

引っ張るベルトを格納庫から持ってきて、いざ、救出です!

まずは軽トラ!

…ダメでした。

軽トラが軽すぎるようです。

続いて…

トラクター!

いけると思いましたがまだダメなようです。

こうなればこれしかない。

目には目を。ダンプにはもちろんダンプを!

おお…!

やっと抜け出せました。

よかった…よかったよ…

写真ではちょっと伝わりにくいですが、結構な深さをタイヤで掘ってしまっていました。

停める位置には気をつけようねということで、なんとか一件落着。

この他には大きなトラブルもなく、1日の作業は無事に終了です。

ハウス作業をしている間、浸水させている種の水換えはお母さんがしてくれていました。

ちょっとずつ、でも確実に進んでいます。

まだ芽も出ないうちから、

「はやく新米とれないかなぁ〜」

と旦那と2人、話しております。

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肥料合わせ直撃レポート

数日前から、肥料合わせをしています。

土と肥料を混ぜる作業ですね。

農家に嫁いで今年2年目の私は、初めてその作業を見学しました。

田んぼの真ん中にある格納庫に響く、機械の動く大きな音。

土と肥料の混じる独特なにおいと、それらのけぶる空気の中で、我らが主戦力の男性陣2名が懸命に作業をしておりました。

「マスクした方がいいよ!」

と言われるのは当然のことで、空気に触れる部分はすべて真っ黒に汚れてしまいます。

土と肥料が回転と振動で細かく動くので、それらが常に空気中に舞っています。

そのおかげで、仕事終わりにマスクを外した2人の顔は、マスクの部分がくっきり白い跡になるほどです。

短時間の見学でしたが帰って鼻をかんだところ、私もちょっと黒い鼻水がでました…。

さて、流れをかいつまんで説明しますと。

まずは奥の大きい土の山から、ボブキャットという働くクルマで土をひと握りすくいあげまして。

振り向いたところにある、なんか大きいやつに上から入れてやります。

上から入れた土は、ハムスターが好きな滑車みたいな、回転する青い缶の中に落ちていってゴワンゴワンと回されます。

肥料混合機、まぜっこ。

こういう機械って、なんかおもしろい名前がけっこう付けられてますよね。

種の芽を出す機械か何かも確か、ハトムネとかいう強そうな名前だった気がする。。。

↑ 長年頑張ってくれているので至るところに穴が空いてしまっていますが、補修に補修をかさね更なる補修を加速させながら、まだまだ現役で頑張ってくれています。

このまぜっこちゃんの中には、先に肥料が入れられています。

数種類のものを、緻密に計算された分量でバケツからひょいひょいっと投げ入れ、経験に基づいて弾き出された時間を、数分違わずに測定して土と一緒に混ぜ混ぜします。

タイマーが鳴りましたら缶の回転を止めて、ベルトコンベアーのスイッチをオン。

すると土がまぜっこちゃんのしたからベルトへと降りて、

上へ上へと運ばれていきます。

頂点の先で、下の袋の中へ落下。

この袋が満杯になったら横へ寄せて、また次の袋をつめる、と。

ちなみにこの袋の少し上の部分は、ふるいをかける感じで揺らさなければならず、

お父さんが長い棒を持って、手作業で振るっているのでそれなりに大変。

「毎年このふるいをかける機械を作ろうと思うんだけど、数日で終わるから結局作らないで終わるんだよねぇ」

だそうです。

お父さんは機械に強いので、種まきの機械もスイッチ増やして使いやすく改造したりしています。

作ろうと思ってほんとに作れちゃうんだから、ほんとにすごい人です笑

***

…と、こんな感じで肥料合わせは進められています。

お米の種が芽吹くための大事な土は、こんなふうに作られているんですね。

園芸の知識もない昔の私は、なんとなくその辺から土を持ってきてタネ蒔いてんのかな、くらいの感覚でいましたが当然そんなことはないのでした。

今までの自分が知らなかった分野に触れて、この歳でもまだ新しい経験ができるのはありがたいことだと思います。

これから夏へ向けての期間は体力勝負な作業が目白押しですので、へなちょこながらも頑張っていきます!(^∀^)ᕗ

間も無くハウスの補修がある気がするので、実はそれに向けて秘密トレーニングを始めました。…一昨日から。

腕立て伏せを、膝をついて、まずは5回。

もちろん1セットで終了ですが、すごい頑張った気になれます。

若くないのでね、急に無理なんかできませんからね。

いためて動けなくなったら元も子もないですのでね。

10回まで増やす前に、ハウス補修に取り掛かることになりそうです。

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肥料到着!

今日はとてもあたたかい日でした。

最高気温が16度。

天気も良くて、もうすっかり春を感じます。

春といえば、ふきのとう。

どっさり。

天ぷらが美味しいですよね!

そして毎年この時期は、大量の肥料が届きます。

本日、約25トンの「おこめちゃん8号」が到着!

手前の20キロの袋はもちろんですが、奥にありますベージュ色の、大きな袋も全部おこめちゃんです。

大きな袋は「フレキシブルコンテナバック」、通称「フレコン」と呼ばれております。

フレコンはフォークリフトでガバッと運べます。

今年は20キロ袋を人力で一つ一つ運ぶ作業が格段に少ないので、業者さんはとてもホッとしていたとかどうとか。

明日は肥料合わせの作業を行う予定です。

同じ運搬作業でも、労力が全然違うなら「人力作業手当て」とか欲しいよなぁ…なんて思ったり。お疲れ様です。

いよいよ春作業が始まりました。

小さな村は、蜂の巣をつついたように一斉に気忙しくなってきています。

怪我に気をつけながら、おいしいお米ができるよう頑張っていきます(^∀^)ᕗ

定期登録以外のお客様へは、ただ今完売の為ご迷惑をおかけしております。

河内さんちのお米を必要とされるみなさまへ再び充分に提供ができるよう、令和7年産の米作りに全力で取り組んで参ります。

みなさまのご理解に深く感謝いたしますと共に、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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今年もお世話になりました。

今年も残すところあと半日を切りました。

何かと忙しいまさに年末、皆様はいかがお過ごしでしょうか。

私はふかふかの布団で年を越したい一心で、ショッピングモール内のコインランドリーへ行って来ました。

混んでると予想はしていましたが、やはりフル稼働のランドリー。

当然ランドリーだけではなく、併設するスーパーも激混みでした。

手にはオードブルをさげた人が多くいて、

きっと今夜は親族一同が集まるんだなぁとほっこりした気持ちで眺めていました。

新年を迎える為に、お花屋さんもいつもより賑わっていました。

そういえば、新米と一緒に送った稲穂を生け花や神棚に飾って下さるお客様が何人かいらっしゃいます。

秋頃に生け花で使ってくださった方は、先日もお正月バージョンの写真を送ってくださいました。

我が家は今、すれ違う時ぶつかっちゃうほどの狭小住宅にすんでおりますので、季節のかざりは一切置けない状態。

こんな素敵なお花を置けたらどんなに素敵なことかしらと妄想が始まってしまいます…

ほら、耳をすませばあの曲が聞こえてくるようじゃないですか。

お正月によく聞く、テン.テケテケテケテン…っていうお琴のあの曲が…!

***

さてさて皆様は、お正月の準備はもうばっちりお済みでしょうか。

秋田は今、みぞれ雪が降っております。

トリプルデミックなんて言葉がテレビでは聞こえて来ますが、お身体には気をつけて、良いお年をお迎えください。

来年も、河内さんちのお米をどうぞよろしくお願いいたします^^

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みそもち親衛隊

みなさん、現在発売中の「みそもち」はもうお試しいただきましたでしょうか?

完全予約制、季節限定、一度食べたらやみつき間違いなしの… みそもち!!

私は今年の3月から河内家のお仕事に参加しましたので、この「みそもち」なるものとは今シーズンが初対面となりました。

「結構みそもちファンの人はたくさんいるんだよー^ ^」

と聞いてはいたものの。

食の好き嫌いが決して少なくないわたくし。

ナッツ類全般が苦手なうえ、実家はあんまりお餅を食べる習慣もなく、正直みそもちへの印象は

「くるみが入ってりゃどんなものも大抵みんな美味しいっていうよね」

くらいなもんでした…。

それがですよ。

去年のミソモチがまだ冷凍保存であまっているからと分けてもらい、そんなに期待もせず、なんならクルミを取り除いて食べられるかなとか考えながら焼いて食べてみたところですよ。

……えっ…?!

ま、まって…!!

「ナニコレおいしい!!!!」

冗談抜きでびっくりしました…

ひと口目はほんのりの甘さに物足りなさを感じていたのに、数口食べるうちにその甘さがちょうど良くなり、焼いたことで香ばしくなったクルミがまたアクセントになり、なんともかんとも美味しいわけです。

すぐ傷んでカビちゃうから早めに食べるよう言われた私は、この美味しい食べ物を決して腐らせてなどなるものかとそれはもうせっせと、毎日せっせせっせとみそもちを食べに食べ、その結果それは数日のうちに空になったのでした。

そしてなんと衝撃的なことに、このみそもち、仕事中や買い物中など、何をしていても頭を離れなくなるのです。

そう、このみそもちの恐ろしさは、足が早いこと以外にもあったのです…(恐らくおおいに個人差あり)。

こうしてすっかりみそもちのとりこになった私。

友人にも食べてもらい、絶賛の声を聞いては1人シメシメとほくそ笑んでおります。

まだ食べたことないよ〜という方はご安心ください。

第3弾で最終になりますみそもち予約の締め切りは12月3日!!

まだ間に合いますね良かった良かった(^∀^)ᕗ

すでにご注文済みの方も、追加可能でございます♪

山形の名物として有名なみそもち。

もち米を積んで山形へ行き、信頼できる熟練の職人さんに依頼して、ひとつひとつを手作りしていただいております。

あまくてやわらかぁ〜いみそもちを是非、この機会にご賞味くださいませ^ ^

***

***お米のご注文について***

現在、1家族につきお米のご注文を20kgまでに制限させていただいております。

今年の夏からの全国的な米不足の影響によるものです。

ご迷惑をおかけし申し訳ありませんがご理解のほどよろしくお願いいたします。

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