いよいよ始まりました。
ビッグイベントのひとつ、田植えです!

立派に根がはった苗たちを、軽トラに乗せていきます。

この前の記事では「種まきで7割終了」と書きましたが、それは私の勘違いでした!
本当は田植えで7割終了でした!!
なので今が本当の頑張りどきです。
お手伝いをお願いしている方々の力も借りながら、この大事な局面をみんなで乗り切りたいと思います。
苗はとっても良い感じに出来上がりましたので、きっとおいしいお米に育ってくれるはず♪
苗ちゃんたちもがんばれ〜!
ただ今、代掻き(しろかき)の真っ最中です。
代掻きとは、田んぼに水を張って、土の塊を砕きながら均等に慣らしていく作業のことです。
代掻きの語源は、昔の土地面積の単位「代(しろ)」と、「耕す」=「掻く」からきているようです。
ネット調べですのでどの程度信憑性があるのかは不明ですが、この他には、泥のことを「代(しろ)」と言っていた…という説も見られました。
この掻き混ぜ作業、男性陣はほんの少し薄暗い朝早くから、家でご飯も食べずに田んぼへと出向きます。
トラクターに乗り込み、常に後方を確認しながら、けして広いとは言えないその機械の中でご飯を食べたり、お茶を飲んだり、お煎餅を食べたりしながら頑張るわけです。
他の農家の方で、「朝に笑顔でハイ!って弁当渡されて小さいトラクターに押し込まれてさ、つまりコレ、昼も降りてくるなってコトなんだよ。もうね、だまって一日中座ってるだけだから頭おかしくなってワーーって叫びたくなるよ!」と笑いながら言っていたのを聞いたことがあります。
6時前から、遅ければ19時近くまで、小さなトラクターに乗っております。
気が狂うほどとは過酷なもんだ…と当時は思いましたが、実際間近で見ていますと本当に大変な仕事だと思います。
帰ってくる旦那はクタクタで、常に身体をひねって後ろを見ているそうなので背中が辛い時もある様子。
先日はせっかく田んぼに入れたお水があちこちにあいてしまった穴から漏れ出ていたようで、その穴を探して塞ぐ、を繰り返していたようです。
ちょっと掘ったら更に横穴が、なんてことも。
そしてこの穴をあけてまわるワルイやつは誰かというと…
オマエだったのかー!!
随分悪さを働くらしいです。
うーん、お互いの生活をかけてのせめぎあい。
和平の道は遠いです。
代掻き期間の田んぼは、他にもいろんな発見があります。
ぴょこんと跳ねる、小さなアオガエル。
いつも二羽セットで見かけるカモ。
人慣れしていて動じないシロサギ、アオサギ。
そして私が初めて見かけた、アマサギ!
ミルクティーカラーが可愛らしい。
代掻きをして進む機械の後方は泥の中の虫が上に出て来るのでしょうか、色んな鳥がそれを狙ってチョコチョコとついてくるようです(動画は旦那提供)。
大変な作業ではありますし、見渡す限りの田んぼで変化に乏しくはありますが、たまにこういう自然の風景?に癒されながら頑張って欲しいものです。
代掻きはあと数日のはず…!fight!
雨が続くという予報が出ていたため、田んぼの肥料まきを終わらせようと先日まで頑張っておりました。
風がだいぶ強いですが、やってしまわないと後々大変なことになります。
肥料の詰まったフレコンを、黄色いタンクの上へ運び、中へ肥料を落とし入れます。
タンクのついた機械は、その名をブロードキャスターといいます。
このタンク下から伸びる細い筒から、肥料がプンプンプンプン!と放出されるのです。
プンプン撒きながら何往復もして、何回かスタート地点に戻り肥料を追加し、また田んぼへ…を繰り返します。
最後の方は調整のために個包装を手作業で入れていました。
昔はフレコンはなく、全てを手作業で個包装を破りいれていたのだとか。
いやぁ…大変な時代に今の基盤を作って道を切り開いてくれたおとうさんとおじいちゃん、それを支えてきたおかあさんとおばあちゃん。
頭が上がりませんね。
それを引き継ぐ旦那も毎日頑張っていますので、私も頑張って取材をせねば!
…もちろんサポートも!