くり返される5月の悲劇

代掻きは一昨日無事に終了しましたが、苗の管理は田植えが終わるまで続きます。

朝から夕方まで、気温を見ながら、天気が変わるたびにハウスへ行って温度を調節します。

土の乾き具合も見て、必要ならお水もあげなければいけません。

そんな水やりで活躍しているのが、自動かん水。

シャワーっと両脇からお水が出ます。

ハウス1棟につき、3分から5分くらいを目安に使用しております。

この元栓は地面に掘った穴の中にあり、専用の長い棒を使ってバルブを回して開閉します。

5月5日、こどもの日。

この日もいつも通りに自動かん水を使い水やりをして、さて元栓を閉めようとバルブを回したところ…

何かモロっとした不思議な感触。

そして回せど回せど弱まらない水の勢い。

嫌な予感がして、バルブが沈む水の中に手を突っ込むと…

バルブの頭が、ない…。

「壊してしまいましたーーー!」

もう急いでおかあさんを呼びに行きましたね。

今もなお出続けるシャワーに恐怖しながらも、「このまま一生止まらなかったらハウスの中の苗箱1個ずつ外に出さなきゃいけないのでは…?!」と気が気ではありませんでした。

そんな中、おかあさんは冷静に、地面に落ちている棒のひとつを手に取り、くるくる回し始めます。

実はこのバルブは、5年前にも壊れているのです。

2020年5月12日

ちょうど5年前の5月。今回同様に田植え前の事件のようです。

その当時、壊れたバルブ用に改造して作られた棒が今日までずっと土の上に転がっており、今回もお世話になったというわけです。

おとうさんにも連絡して、新しく買ったバルブと交換してくれました。

結構大変だったようです。

この日はまだ代掻きが終わっておらずとても忙しい日でしたが、急なトラブルにも即座に対応してもらえて助かりました…

なんでも自分たちで解決できる様にならなきゃいけないんだよなぁ…と改めて思いました。

そして今回わかったのは、バルブの寿命は5年ほどのようだということ。

今回は朝の8時頃に壊れてしまい、新品を買いに行こうにもまだお店が開いていない時間帯でした。

来たる5年後のトラブル対策として、予備のバルブを持っておいた方がいいのかな、という結論に至りました。

備えあれば憂いなし、ですね。

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